2024.03.27Toyroro

春を呼ぶ音色を奏でる @甲子園口

3 月 3 日は、ひなまつり――。 別名「桃の節句」と呼ばれています。
現代では、「女の子のお祭り」のイメージが定着していますが、もともとは邪気をはらうために禊(みそぎ)やおはらい、お供えをする日で、老若男女問わず健康を祈願するお祭りとされていたそうです。

イベントでは、まず『たのしいおひなさま』という紙芝居を使って、ひなまつりに関係のない間違いを見つけるゲームを一人ずつ順番に行いました。
0歳児は、沢山ある帽子を見てランダムに指差しをしていたので“指差しをする”のルールは理解しているようでした。1歳児は、名前を呼ばれると少し恥ずかしそうに前に出てきます。そして、「これ!」「このこは、ねてるから、ぶっぶー」と私たちが想像する以上にひなまつりのことを理解していることがわかりました。2歳児は、すぐに答えがわかったようで「どうして、これは違うの?」と質問してみると「これは、おどってるからだめ」「ちゃんとすわってないよ」と、なぜ間違っているのかをきちんと理解していました。なかには「ゆきだるまじゃん、ちがうじゃん」とつっこみをいれるなど、関西のノリで楽しみながら“ひなまつり”をさらに知ってもらうことができました。

その後は「楽器遊び」を行いました。
普段の朝の会では、『おもちゃのチャチャチャ』や『しあわせならてをたたこう』などの歌に合わせて、手を叩いたり、体の一部を触ったりしてリズム遊びをしていますが、今回のイベントでは、『うれしいひなまつり』の曲に合わせて楽器を自由に鳴らしてもらいました。ピアノを弾いている間だけ音を鳴らしたり、マラカスで一定のリズムで鳴らしたり、「しゃんしゃんしゃーん」と音に言葉をつけてみたり……。まだ楽器の概念がわからない小さな子たちは、マラカスがアイスに見えたのかペロペロ舐めてみたり、手首につけた鈴が気になり取ろうとしたりと自由な雰囲気の音楽会になりました。